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まつば新聞

児童養護施設について

児童養護施設とは 

前文
皆様は児童養護施設と聞くと、どのような印象を受けますでしょうか。
私は時に、「障害のある子どもの施設ですか?」、「どんなお子様が通っているのですか?」
などと聞かれることがあります。
児童養護施設は、子どもの福祉施設で、子どもたちにとっては生活の場になります。
おおむね2歳から18歳の子供が生活していて、生活自体は一般家庭と大きく変わりません。
地域の学校、医療、関係機関の協力のもと、保育士や児童指導員といわれる職員が中心となり養育をしています。
また、園長、事務員、家庭担当、自立担当、心理士などの職員もいます。
以下、児童養護施設について記載された分です。
皆様の身近な存在である児童養護施設をこれからもよろしくお願いいたします。


園長 山川




■児童養護施設ってどんなところ 
 
 児童養護施設は全国に600か所あり、それぞれの施設の近くには、民家やアパートなどを利用したグループホームをが増えています。 
児童養護施設は、児童福祉法に定められた児童福祉施設であり、施設の入所手続きは、都道府県等に設置されている児童相談所が公的責任のもとで行っています。 
 
(参考) 児童福祉法第41 条 
児童養護施設は、保護者のいない児童(中略) 虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設です。 
 
■子どもたちの暮らし 
 
 児童養護施設は子どもたちの生活の場です。できる限り家庭に近い落ち着いた雰囲気のなかで、生活を送れるよう心を配っています。 
 子どもたちは施設から学校や幼稚園に通っていますが、それ以外に余暇や趣味を楽しみ、四季折々の行事や子ども会など地域のさまざまな活動に参加しています。 
 
いろいろな生活のスタイル 
 
 子どもたちが生活する施設にはさまざまな形があります。全員が1つの建物のなかで生活を送るスタイルがまだ多くありますが、1つの建物のなかでも少人数のグループにわかれ(小規模グループケア)、より家庭に近いスタイルで生活をする施設や、建物の構造自体が小グループで生活する「小舎制」の施設が増えてきています。 
 また、近年は施設から離れ地域のなかで生活する地域小規模児童養護施設(グループホーム) など、家庭に近い生活環境により生活する形が推進されています。

全国児童養護施設協議会より