里親制度について
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現在、日本にはさまざまな種類の里親制度があります。
里親と聞くと、お子さんの戸籍も含め、保護者になるというイメージが強いかと思います。
しかし、制度の中には、子どもは元々の名字で、生活の場所を里親さん宅で過ごす場合もあります。
下記、里親制度の仕組みなど記載しております。
ぜひご覧ください。
園長 山川
里親、養育家庭について
里親制度とは、親の病気や虐待など、様々な理由で親と一緒に暮らせない子どもたちが、家庭に戻ったり自立したりするまでの間、自分(里親)の家庭に迎え入れ、家庭的な環境で養育をする制度です。
より多くの子どもたちが、家庭的な環境で過ごせるよう、板橋区では里親を募集しています。
里親の必要性
家族と離れた子どもたちは、孤独と不安な状況に置かれます。家庭は子どもの成長・発達にとって最も自然な環境であるため、子どもが家庭に近い環境で養育を受けられるよう、里親制度を推進することが必要です。また、特定の大人と愛情のある関係を築くことができ、子ども一人ひとりの状況に合わせた生活が確保できるのも里親の良さです。
東京都には、親と生活することが難しい子どもが約4,000人います。そのうちおよそ8割が児童養護施設や乳児院等の施設で暮らしています。施設入所中の子どもに比べて、里親家庭で生活する子どもの数はまだまだ少なく、1人でも多くの子どもが里親家庭で生活できるように、里親を増やす必要があります。
どんな種類の里親があるの?
養育家庭
・子どもが自立できるようになるまで、または家庭に戻れるようになるまでの間、子どもを預かり育てる里親です。
・保護者の傷病や出産等により短期間のみ子どもを預かる家庭もあります。
養子縁組里親
・養子縁組となることを前提に、養子縁組が成立するまでの間、里親として子どもを育てる里親です。
・原則25歳以上のご夫婦が対象です。
専門養育里親
・専門的なケアを必要とする子ども(虐待を受けた子どもなど)を一定期間預かり育てる里親です。
・養育家庭として、通算して3年以上の委託児童の養育経験がある方、又は児童養護施設若しくは乳児院で直接処遇職員として通算3年以上従事した経験がある方で、専門養育家庭研修を修了した方です。
親族里親
・両親の死亡や行方不明などにより、子どもを養育できない場合に、祖父母などの親族が里親になります。
・子どもの扶養義務者及びその配偶者が対象です。
・扶養義務のない叔父叔母などの親族は、『養育家庭(親族)』として登録できる場合があります。
≪里親、養育家庭についてのお問合せ先≫
子ども家庭総合支援センター 援助課
〒173-0001 東京都板橋区本町24-17
電話:03-5944-2374